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Emerging Painter's Show

- KYOTO STYLE 25 -

​SHINRYOKU

白石効栽

高橋果歩

中村百花

服部一輝

峰松沙矢

会期:6/14(土)〜29(日)
月火水曜日定休
木金 16:00〜19:00
土 13:00〜19:00
日 13:00〜18:00
※最終日6/29(日)のみ13:00〜17:00

※曜日により営業時間が異なります。ご注意ください。


会場 : myheirloom
東京都中央区日本橋大伝馬町11-10 西井ビル3F

 
myheirloomではこの度、京都の美術大学にゆかりのある気鋭の若手作家5名をフィーチャーしたグループショー「KYOTO STYLE」を開催いたします。

出展作家
白石効栽 高橋果歩 中村百花 服部一輝 峰松沙矢 
 
関東圏以外を活動拠点とする若手作家をフックアップし、都内で展覧会として継続的にご紹介する取り組みの第一弾となります。
今回は「SHINRYOKU」と銘打ち、2000年前後生まれの新世代作家を取り上げました。都内での展示経験の無い作家も含め、タイプの異なるアーティストを均一にご紹介することを念頭に置き選出しております。
是非この機会に西の地に芽吹く新たな才能の萌芽に触れて頂けましたら幸いです。
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白石効栽 | Kousai Shiraishi
1998年生まれ

長野県出身

2022年 京都芸術大学美術工芸学科油画コース卒業

2024年 京都芸術大学大学院修士課程芸術専攻油画領域修了

 

私は十年以上生まれ育った国を離れ、日本で生活している。遊牧民の作るラグを見て俯瞰する視点と土煙のような空気感が感じられて感動した。おそらく彼らの土着的感覚が作品に反映されているのだろうと思った。韓国で培った言葉や文化的感覚は日本で生活するうちに徐々に上書きされるように薄れていくのを感じた。そんな私の土着的要素は絵画にどのように現れるのだろうかと考えた。

三年前に祖父が亡くなった。祖父の遺影の周りには花が添えられ、棺桶には衰えてしまった体が収められていた。うまく言えないが、絵画は葬式と意味合いの大小は違えど死と関係していると感じながら絵を描いている。特に友達の肖像画を描いたときに、自然から切り取った花を部屋に飾る生花のように彼の要素が切り離されキャンバスに納められていると感じた。今作品は長野と韓国を交えた記憶を絵画にしている。絵画は私にとって光る墓である。

高橋果歩 / Kaho Takahashi
1998年生まれ

島根県出身

2022年 京都市立芸術大学 美術学部 美術科 油画専攻 卒業

2024年 京都市立芸術大学大学院 美術科研究科修士課程 卒業

 

身近にある庭や生まれ育った土地の自然をモチーフに、自然光が生み出す色彩や植物の装飾性を意識した技法を用いて制作している。

自然を眺めたとき心地良さや安らぎを感じ、自然に触れた後は身体や心がスッキリする。大きな自然に包まれて自分がこの場の一部になった感覚になる。私たちは自然の一部であるはずなのに自然に触れることから離れてしまった。身近な自然に歩み寄り、人と自然の営みについて絵画制作を通して思考していく。

中村百花 | Momoka Nakamura
1997年生まれ

大阪府出身

2020年 京都造形芸術大学 美術工芸学科 油画コース 卒業(現 京都芸術大学)

2022年 京都市立芸術大学 大学院美術研究科 修士課程 絵画専攻 油画 修了

第37回ホルベインスカラシップ奨学生

 

記憶の中の光景や自己や他者との関わり合いなど自身の周りにありながらも移り変わる物事を描いている。

私の絵の中にはどこかに人の顔が描かれている。しかし、それらに輪郭はなく、その実体には触れることが出来ない。

それは人と人との関係性の事や、人の内側を表現したいからである。

絵の中では鮮度を大切にしている為、絵の具を沢山重ねず、最初の下地を残しながら描き進める。

水に触れる様に絵にも触れていく。深く潜ったり、表層の煌めきを眺めたりする。

絵の中にも光や空気や風を感じてみたいと思う。

服部一輝 | Kazuki Hattori
1998年生まれ

滋賀県出身

2020年京都造形芸術大学美術工芸学科油画コース 卒業(現 京都芸術大学)

2024年京都芸術大学大学院芸術研究科芸術専攻美術工芸領域 卒業

 

他者とのつながりの中で感じる「人とつながることへの渇望」と「傷つくことへの恐れ」といった、自他の境界が制作の根幹となっています。

半透明のビニールや自発的に装着されたヘッドフォンは、自他の境界や心のバリア、制御された孤独の象徴として登場しており、エヴァンゲリオンに登場する「A.T.フィールド」のように、

作品を通して、人との関わりを望みながらもそれに怯え、孤立と接続のあいだに立ちすくむ揺らぎを抱えた姿の可視化を探って作り続けています。

峰松沙矢 | Saya Minematsu
2000年生まれ

大阪府出身

2023年 京都市立芸術大学 美術学部 美術科 油画専攻 卒業

2025年 京都市立芸術大学 大学院美術研究科 美術専攻 油画 在籍

 

他者や身体にまつわる事象との相互関係から自己を保つ在り様をみつめ、絵画、インスタレーションを用いて制作している。2作品が対となる絵画シリーズでは、画布を皮膚として捉え、身体に纏わる液体や現象などをモチーフに、互いを真似し合うことで発生する相互関係を制作をしている。また、このシリーズでは互いの座標から関係性を拡張し往来するインスタレーションとして展開している。

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