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阿部泉 徳永葵 みなはむ
Petit Genre
会期:1/11(土)〜1/26(日)
木金 16:00〜19:00
土 13:00〜19:00
日 13:00〜18:00
※月火水曜日 及び 祝日は休廊
※曜日により営業時間が異なります。ご注意ください。
※1/13(月)は祝日のため休廊です。
会場 : myheirloom東京都中央区日本橋大伝馬町11-10 西井ビル3F
【Information】
※1/19(日)を急遽臨時休廊日とさせていただきます。誠にご迷惑をおかけ致しますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
myheirloomではこの度、阿部泉、德永葵、みなはむによる3人展「Petit Genre」を開催いたします。
本展では、3名の作家に「年末年始の過ごし方」をテーマに、クリスマスや年の瀬、新年を迎えるにあたってのいつもの日常について、作品サイズを共通にして描いてもらいました。
お正月や年末年始に感じる一時の賑やかさ、年の瀬の物悲しさ、仕事納めと初詣、これまでを振り返り、新たな年を迎えるタイミングでは、現代の日本の暮らしや習慣が最も色濃く反映される時期といってもいいでしょう。
「Petit Genre」とは、いわゆる「風俗画」を指す言葉です。
歴史画や肖像画といった古典絵画の歴史において、権威性を帯びた絵画の下に位置付けられた「風俗画」というジャンル。メインではないことで、プチジャンルとも呼ばれたそれらの絵画と、3名の若きアーティストの絵画表現を照らし合わせてみると、そこにはきっと、現代日本における風俗画のあり方の一端が見えてくるのではないでしょうか。
3名の作家は絵画を学ぶ大学を卒業し、それぞれ絵に関わる生き方をしています。
しかし、絵画のみならず、阿部泉やみなはむはイラストも描き、德永は漫画を描くなど、彼らが日常的に描く造形は、そのまま平面的な作風として絵画に現れていることが共通項として挙げられます。
このような表現方法は、現代日本的な一端をナチュラルに表していると言えます。
スーパーフラットを意識した二次元的アプローチ、など作為的なものではなく、純粋に物心ついた頃から周りにそのような表現が溢れ、当たり前のようにこれらの表現を日常的に享受していた新世代の絵画として極めて自然なものであり、私たちが日々過ごしている日常と同じように、そこには暮らしの中の1ページが生き生きと描かれています。
このような絵画の平面性と、新世代の若手作家が生まれながらに享受してきた文化的背景とを、新たな日本的風俗画として並列に語ることで、新たな視点で作品を捉えることができないか。
本展ではそのような思考を、実験的に展覧会として成立させようと試みるものです。
まるで日本の絵巻物のように会場に連なる作品群から、今を生きる私たちの日常を感じ取っていただければ幸いです。
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