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工藤玲那 個展
「夜の話はネズミが聞く」
会期:2022/1/7(土)〜1/22(日)
開廊時間:木・金 15:00〜19:00 土・日 12:00〜19:00
定休:月・火・水
会場:myheirloom(アーツ千代田3331内)
※最終日は18時までの開廊となります
※祝日は閉廊となります。
「昼の話は鳥が聞き、夜の話はネズミが聞く。」
これは、誰にも言わなかった言葉や何気ない一言でも、それがふとしたことで他人の耳に入ってしまうことがあるので、いつも発言には気をつけなければならない、という意味を持つ韓国のことわざです。
コロナ禍において、散歩もせず、外に出歩かずに制作に没頭していたという工藤は、自身も過去レジデンス先として滞在し、歩き慣れた韓国の街の風景をよく頭に思い浮かべていたといいます。
彼女のその頭の中の風景は、夜の開放的な雰囲気やリラックスした感覚から連想されるものが多く、どんなに無関係な他人でも夜は同じ時間を共有しているような、お互いの秘密をそっと見せ合うような、そんな空間が広がっているそうです。
本展では、シーンや話、場面はそれぞれの視点によって飛び飛びになっているけれど、それらを見ている主体は一つであるような、全体が一つに溶け合うような「夜の時間」をイメージして展示空間を構成しております。
ー誰かに伝える言葉ではない、滲み出てくるような言葉ー
そんな言葉を共有するための空間として、本展をご鑑賞いただけましたら幸いです。
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